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シャツとブラウスの違いって?ファッションに関する素朴な疑問その1

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何気なくいつも着ている洋服。
「そういえば、シャツとブラウスの違いって何なんだろう」なんて疑問に思ったことはありませんか?

シャツ=メンズ、ブラウス=ウィメンズと考えている方が多い印象。ですが、シャツとブラウスの成り立ちはかなり違うのです。
今回はそんなファッションに関する素朴な疑問にお答えします!

シャツとは

シャツ

今では性別の区別はありませんが、シャツとはそもそも上着の汚れ移りを防ぐために作られた男性用の肌着でした。

それから部屋着、普段着へと変化していったそうで、現在では、シャツと言っても仕事着でおなじみの「ワイシャツ」とネルシャツなどの「カジュアルシャツ」の2種類に分けられます。

ワイシャツ

ワイシャツの語源は「首元のボタンを開けた時に“Y”に見えるから」というものではなく、白いドレスシャツ=White Shirt(ホワイトシャツ)が変化してYシャツ(ワイシャツ)と呼ばれるようになったそうです。

また、学生のシャツや、地域によってはYシャツを「カッターシャツ」と呼ぶこともありますが、こちらは今現在スポーツブランドでおなじみのMIZUNO(当時は美津濃)が名付け親だとか。「勝った!」という縁起の良い言葉から「カッターシャツ」と名付けて販売したことが始まりだそうです。

素材はしっかりした風合いの綿ベースのものが多く、襟も台襟(襟の土台となる帯状のパーツ)を付け、硬めの芯地を使用ししっかりとさせているのが特徴です。(アイロンがけがしやすいよう、ポリエステルを混紡している場合もありますが)

カジュアルシャツ

一方、カジュアルシャツの方はアイロンをかけないことを前提としています。
綿はもちろん、麻など様々な素材を使用しているのが特徴です。襟も台襟が無い物が多く、あってもクタッとしています。

ブラウスとは

ブラウス

シャツとは対照的に、ブラウスは下着としてではなく、一枚で着られる上着として作られました。
また、裾をボトムに入れること=ブラウジングからブラウスと呼ばれるようになったそうです。

そして、シャツと異なる点はもう一つ。
それは男性なら右前、女性なら左前というボタンの付け方です。
シャツが男性用で自分自身で脱ぎ着していたのに対し、ブラウスは当初上流階級の女性が着るもので、メイドに脱ぎ着させていたため、女性は左前という付け方になったそうです。

ちなみに、その名残としてもっとも象徴的なのは、後ろ襟にボタンが付いているブラウスです。現在はファスナーなどを付けている場合がありますが、このような歴史があったから誕生したデザインなんですね~。
襟に関しても、そもそも襟が無かったり、あったとしても台襟のないピーターパンカラーのような優しい襟のものが多いのが特徴です。

素材も絹など柔らかいものを使用しているのがシャツと異なる点で、現在ではポリエステルなど化繊を使用していることが多いですね。

おわりに

いかがでしたか? もともとシャツとブラウスは目的が異なって作られたものだったんです。
いつも、何気なく着ている服も、調べてみると意外な発見や、面白い歴史があるんですよー。

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