MASU 2025-26 Autumn Winter Collection.

1980年代にトレーニングシューズとして誕生したPUMAの代表作のひとつである"PALERMO(パレルモ)"をベースに、MASUの息吹を吹き込んだコラボレーションシューズ""PALERMO BLESS""です。
ソールからアッパーまで散りばめられたのは、MASUのアイコンである天使のロゴ。
これは、使い込む過程で跳ね返った泥や汚れを金色の天使に見立てた、MASUらしいデザインアプローチです。
ヴィンテージ感のあるアッパーのレザーやソールまで、細部にわたり別注色で作成されています。
シューレースには繊細なゴールドのラメ糸が編み込まれており、アクセントとなっています。
また、オフホワイト色のシューレースも付属し、よりシックな楽しみ方も可能です。
シューズボックスには、長年保管していた贈り物を解いた時にできる日焼け跡がエンボスプリントで表現されており、時を超えて愛される1足になるようにという願いが込められています。

「パレルモ」のルーツは、70年代後半から80年代にかけてイギリスのサッカースタジアムで生まれた「テラスカルチャー」にあります。
スタジアムの観客席（テラス）に集う熱狂的なサポーターたちが、高価なヨーロッパブランドのスポーツウェアやスニーカーを競って身につけたことから、このスタイルが確立されました。
プーマは当時、ロンドンやオスロなどヨーロッパの主要都市に敬意を表した「都市シリーズ」を展開しており、「パレルモ」もその一つとして、イタリア・シチリア島の都市「パレルモ」にちなんで名付けられました。
当時、サッカースタジアムの定番シューズとして絶大な人気を誇りましたが、その後一度市場から姿を消し、知る人ぞ知る幻のモデルとなっていました。
つま先部分がT字型のスエードで補強されたデザインや、ヴィンテージ感を一層引き立てるブラウンのガムラバーアウトソールは、当時のトレーニングシューズに見られた特徴的なディテールです。
そのレトロなルックスとストーリー性が、現代のトレンドと見事に融合しています。